イギリスの図書館利用登録で学んだダイバーシティの意識

ロンドンからこんにちは!フリーランスWebクリエイターのNao(@nao_tips)です。
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◇◇◇

この11月からまたイギリスで生活をし始めました。
これまでは自宅で仕事や作業をしていることが多かったのですが、
そろそろ落ち着いてきたので外で仕事をしようと思い、手始めに自宅から一番近い図書館に行ってきました!

Wifiやコンセントやその時の体験を記事にしてみました!

インターネットが使えるのはメンバーだけ

Wifiがあるのは知っていたのですが、着いてみたらパスワードが必要なタイプでした。
館内のどこにもパスワードが書いていなかったので聞いてみると、
「インターネットを使うにはメンバーにならないとダメ」
とのこと。

そっかー、、、手間だなぁ。。。
と思いつつ、メンバー登録しました!

イギリス図書館のメンバー登録

図書館内にあるパソコンからメンバー登録画面に行って、名前や性別、住所を入力します。

※こちら館内のパソコンだけでなくこちらのページからインターネットで登録できるみたいです。

authorityはWembley Libraryの場合は「Brent」を、その下のBranchはWembley Libraryを選びました。

ここでちょっと面白かったのが、性別を選ぶ項目が男女の2択ではなく、

Male(男性)
Female(女性)
Transgender(トランスジェンダー)
Declined(言いたくない)

と4択になっていました。

さすがリベラルが進んでるイギリス!
(今って日本でもこういう選択肢にしてるところもあるのかな?他の国はどうなんだろう。少なくとも私にとっては『あ、イギリス帰ってきた』と思える出来事でした。)

で、住所等々を登録して一番下の「登録」ボタンを押すと登録完了です。

なんかちょっと分かりづらくて、登録ボタンを押すと、同じ画面の一番上に

「You are a member!(あなたはメンバーです!)」

っていう言葉が出てくるだけなので、一瞬「このメールアドレスで前に登録したっけな、、、」って思ってしまいました。

(前イギリスに住んでたときにキングスクロスの図書館でも登録していました。が、あちらはCamden図書館でこちらはBrent図書館なのでやはり別物な気がします)

アドレス変えてもう1回やってみても同じだから「うーん」って思ってたら、スタッフが来てくれて、それで良かったみたいです。

「My Profile」ってボタンから私の会員IDみたいなのを控えてカードに登録してくれました。

ここでまたイギリスっぽいなと思ったのが、カードがグラフィカルでオシャレでしたw

それも4種類位置いてあって、多分それぞれがアーティストだか、子供だかの手作りのイラストになっているっぽいです。

「好きなの選ばせてくれるのかなぁワクワク★」

って思ってたら、スタッフのおばさん無表情で一番手前にあったやつ選んで登録し始めたーーー

全く気にしてないのもなんかイギリスっぽいです。笑

アートが日常に当たり前に溶け込んでるのかな

とかちょっと良い風に捉えてみる。笑

(アートが日常に溶け込んでるのは本当だと思いますけどね)

このWembley Park Libraryもめっちゃ見た目も中身もオシャレな感じですしね!

とにかく、私の図書カードはこんな感じの黒っぽいグラフィックのになりました!


(ピンクのクレヨンで描いたみたいな絵のやつ可愛いなと思ったけど、わざわざお願いして変えてもらうほどでもないしと思って><)

住所の証明がいると言われたんですが、「今日は忘れた」というと、

「じゃあ次持って来てね。今日は本のレンタルとインターネット使えるようにしといたから。」

と言われ、なんとかネットは使えるようです!え?本のレンタルまでできるとかいいの?!笑

とにかくネットが使えてよかった!

インターネットを使うには

「カードがあればうんちゃらかんちゃらでインターネット使える」

と聞いていたんですが、カードだけあっても何もできなかったので、カードを持ってカウンターへ。

Wifiパスワードのメモをもらいました。

「Wifi設定するから携帯持ってきて」

と言われたので、「パソコンでも使いたいからパスワードもらえたら嬉しいな」と言ったらメモをくれました。

▼使った英文
「I’d like to use Wifi with my PC as well, so could you write down the password?」

○○○ができるスタッフがいた!

この時、対応してくれたのが黒人のお兄さんだったんですが、ちょっとしたエピソードが。

私の前に並んでたのが中国人っぽい感じの女の子で、お兄さんがその子の対応するときに「ニイハオ!」って言ったんですよね。

で、私後ろで待ってて、

「あーぁ。次私の番来たときこの人絶対ニイハオ!っていうだろうな〜。そしたら『I am not a chinese』っていおうかな〜。」

って、海外あるあるのニイハオハラスメントについて考えてました。笑

そしたら私の番になり、初めは英語でやりとりしていて、

メンバーカードを見せて登録情報をみたからか、お兄さん突如日本語で話し始めた…!

「大丈夫デス」「インターネット使エマス」「日本語少シ話セマス」「日本語タクサン勉強シマシタ」

って、片言ではあったけど、ちゃんと意味の通る日本語を会話に織り混ぜて来てくれましたー!!

めちゃめちゃ嬉しかった★

いろんな人が来る図書館だから会話できるようにって頑張って勉強してくれたんかなぁとか、

やっぱり人種の多様な国は語学力高い人多いなぁとか、

中国語で話しかけられた場合と日本語で話しかけられた場合でこんなに受け取る気持ち違うんだとか、

私が何人か判明するまではちゃんと英語で話しかけてくれたなぁとか、

いろいろ感じ考えました。

主に人種の多様性を前提とした人との接し方について。

アジア人=Chineseだろって勝手な偏見で中国語で話しかけられるのと、きちんと私が何人かに興味を持って、確認を取った上で日本語で話しかけてくれるので、受け取る気持ちがこんなに違うのか〜と感じました。

『目の前の相手は自分とは全然違う趣向や背景を持ってるかもしれない』
と認識した上で、
「わかり合おうとする。コミュニケーションしようとする』

ダイバーシティを前提とした態度(ダイバーシティの使い方あってるかな?笑)が浸透してるなーと思いました。

そんな体験でした!

イギリスの図書館のWifiとコンセントは?

図書館内にはテーブルがいくつかあって、それほど混んではいない感じです。

テーブルの上にはコンセントがあるので、充電をしながら仕事することもできます。

スピードも全く問題なくスラスラとブラウジングできました。

Wifiに関しては、上記のように登録が必要だったので、旅行者には不向きだと思います。

以前登録したKing’s Cross近くのPancrass Square Libraryは館内にWifiのパスワードが置いてあったので、Counsil(区)ごとに違うのかもしれません。

今度King’s Crossに行ったときにまだ館内で誰でも使えるのか調べておきます。

もしWembley Library近くでネットを使える場所を探しているのであれば、
近くにコスタやカフェネロ(ロンドン・デザイナーズ・アウトレット内)があるので、そちらがオススメです。

Wifiを使わなくて良いのであればヒルトンのカフェもオススメ。
(宿泊者以外でWifi使えるのかどうか、未確認)

以上、Wembley Library行ってみた感想でした!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    早稲田大学卒業後、代官山のデザイン事務所にもちこみをしてデザイナーのキャリアをはじめる。その後20代後半でロンドンの美大セントマーチンズに社会人留学。約10年間グラフィック&Webの仕事を続けており、趣味はネットショッピングというWEB大好き人間。 【主な仕事】 WEBの制作・運営/Nao Creativeの商品企画・制作 提供中のメニューはこちら