※noteから移行してきました。これってSEO的なところどうなるんでしょうかね。とりあえず一旦そのまま載せてみまーす。
私がパリで見かけて気になったポスターを撮りためたものと感想などをまとめたノートです。パリのデザインの特徴はカラフル、コラージュ、イラスト、アーティスティック、ハンドメイド、そして変な写真の使い方がうまいこと。手作り、手描きを連想させるものが多く、アートの街らしいデザインだなぁと思います。
また、決めて撮った写真ではない、偶然撮れちゃったような、ともすれば扱いに困りそうな写真をメインに使って落書き的なデザインを施してオリジナルなポスターに仕上げたようなものもよく見ます。いつか取入れてみたいデザインテクニックです。
目次
“Shoes are boring wear sneakers”パリ版ポスター
パリで見つけた素敵すぎる広告。Converseの “Shoes are boring wear sneakers” という世界的キャンペーンのパリバージョン。パリでは3人のアーティストがコラボしたようです。



フランス人のストリートアーティストの作。色使いといい模様といいめちゃ好きなテイスト…。おそらく「元ある写真をアレンジしろ」という指示だったんでしょうが、全く原型をとどめてないところがいいです。
こちらのビジュアルを作ったKashinkを含むパリの3人のアーティストがこのキャンペーンのクリエイティブを行っている様子
http://www.allcityblog.fr/52054-hopare-kashink-niark-converse/
Kashinkのポートフォリオサイトはこちら。たくさんの作品が見れます。
http://www.kashink.com/
キャペーン全体の指揮を執ったのはロンドンのマーケティング会社Amplify。
http://www.weareamplify.com/
キャンペーン「SHOES ARE BORING WEAR SNEAKERS」についての記事。かなり大々的なキャンペーンだった模様。
http://www.brandingmagazine.com/2013/03/19/converse-shoes-are-boring-wear-sneakers/
Centre des monuments nationauxのカラフル建造物アイコン
パリの建造物のアイコン。カラフルで可愛い♪

広告主のCentre des monuments nationaux(国立モニュメントセンター)の公式サイトはこちら
http://www.monuments-nationaux.fr/en
このポスターのクリエイティブを作ったデザイン会社は「Intégral Ruedi Baur Paris」というそうです。
http://www.irb-paris.eu/projet/index/id/47
ルーブル美術館の子供向けワークショップのポスター
ルーブル美術館の子供ワークショップのポスター。

これみたいに、キメキメで撮ったわけではない写真をデザインで活かすのがうまい!というのがフランスのデザインのイメージ。
手描きのリボンみたいな形でタイポを入れるのがフランスっぽい。フランスの広告は何かと手描きっぽさが多用されている気がします。これと比較してロンドンのデザインはかっちりした書体や読み易さ、機能性重視。
詳しくはロンドンのデザインを見てね
メトロの広告たち
▼蛍光ピンクと蛍光ブルーという色の選び方が面白い。同じ内容の広告を2種類作って並べて掲示するというのもパリのメトロでよく見る手法。

ポスターで紹介されている写真家 JOAN FONTCUBERTA 公式サイト。モノクロのシュールレアリスティックな写真が特徴
http://www.fontcuberta.com/
ポスターで紹介されている展示会「JOAN FONTCUBERTA CAMOUFLAGES – MAISON EUROPÉENNE DE LA PHOTOGRAPHIE」の公式サイト
http://www.mep-fr.org/evenement/joan-fontcuberta/
▼文字の使い方が大胆。これみたいにメインの文字を派手にいじってたり、一番大事な情報に読みにくいけど派手な書体を持ってきたりするのがパリっぽいです。ロンドンは機能第一な感じ。パリは読みにくかろうが、伝わりにくかろうが、美しければOK。デザインの国とアートの国の違いでしょうか。

ポスターで紹介されているアルバム曲のミュージックビデオ。「Gaëtan Roussel – La Simplicité music video」
https://www.youtube.com/watch?v=x7p3eCmXlsY
▼この絵のチョイス、イエローの入り方。構図が素晴らしいと思います。絵の中の人物の目線がささる…笑

上記展示会の公式サイト Grand Palais – Felix Vallotton
http://www.grandpalais.fr/en/event/felix-vallotton-fire-under-ice
▼コラージュや手書きの使用が多い印象のパリの広告。イラストっぽいテイストのコラージュに、メインの文字の置き方にもハンドメイド感が感じられる。こちらのロンドンのデザインの上から5つ目のコラージュと比べてみてください。

こちらにもっとくっきりした画像がありました!
http://www.theatresparisiensassocies.com/storage/record/Piece.1465.jpg
構図すばらしい。こちらも先ほどの蛍光ピンクとブルーのもののように、同じ内容の広告を2種類作って並べて掲示したもの。これがずらっと壁一面に並んでいる様子は圧巻。

その他街中のポスターたち
▼やっぱり文字が面白い。コンテンポラリーなダンスや劇をするシアターのポスター。建物自体はものすごく歴史あるものです。

劇場、Theatre national de Chaillotの公式サイトはこちらー!
http://theatre-chaillot.fr/en
Theatre national de Chaillotの素敵なサイトをデザインしたのがこちらのエージェンシー hyptique
http://www.hyptique.fr/portfolio/theatre-national-de-chaillot/
▼ヨーロッパで大人気のKENZO。コラージュ、シュールレアリズム系。選挙の掲示板みたいなのに無造作にいろんな広告貼られてるのがよかった。

KENZO2013 F/WのキャンペーンにについてのKENZO公式ブログの記事。
https://www.kenzo.com/en/blog/kenzo-fallwinter-2013-campaign-images_9031/
こちらのキャンペーンは日本でも話題になったらしく日本語の記事も結構ありました。
http://fashionpost.jp/archives/18577(日本語)
上記の記事内にあったリンクですが、The Business of FashionのTop 10 Campaigns of the Seasonに選ばれたそうです。
http://www.businessoffashion.com/2013/07/top-10-campaigns-of-the-season.html
KENZOがコラボしたトイレットペーパーマガジンについてはこんな素敵なWebサイトで濃い~記事を書いていらっしゃる日本人の方がいました!
http://www.wakapedia.it/ja/toiletpapermagazine/トイレットペーパーマガジン(日本語)
以上、パリで見つけた素敵なポスターのご紹介でした♪
[…] ブログには、パリで見かけたポスターの特集やロンドンの展示会の様子などさまざまな海外関連記事が掲載されており、グローバルなクリエイティブ事情を知ることができます。海外を […]
[…] そしてこの手描き&カラフルスタイルはこちらのパリのデザイン(ポスター編)にも見られるようにフランスらしいデザインです。 […]