こんにちは!世界をめぐるWebクリエイターNaoです。
今日はイギリスの結婚ビザ申請に使える英語力テストの一覧についてまとめてみました!
結婚ビザ申請には英語力の証明が必要
イギリス人と結婚してイギリスの結婚ビザをとるのはめちゃめちゃ難しいとよく言われていますが、
今日はその理由の一つである英語力の証明について書きたいと思います。
イギリス人のパートナーとしてビザを申請するには英語力の証明が必要です。
その英語力証明は
- どのテストを受ければいいのか?
- どれが比較的簡単そうなのか?
- 受験料はどれくらいなのか?
- どれが日本でも受けられるのか?
についてまとめてみました。
イギリスの結婚ビザ申請で使えるテストはどれ?
現時点でイギリスの政府のサイトに掲載されている最新情報は2017年11月のものでした。
イギリス政府による結婚ビザに必要な英語テストとテストセンター一覧はこちら
※英語のPDFが開きます
これによると、ビザ申請に使えるテストは
- Integrated Skills in English レベルA2
- Integrated Skills in English レベルB1
- Integrated Skills in English レベルB2
- Integrated Skills in English レベルC1
- Integrated Skills in English レベルC2
- Graded Examinations in Spoken English レベルA1
- Graded Examinations in Spoken English レベルA2
- Graded Examinations in Spoken English レベルB1
- IELTS Life Skills レベルA1
- IELTS Life Skills レベルA2
- IELTS Life Skills レベルB1
- IELTS for UKVI レベルB1
- IELTS for UKVI レベルB2
- IELTS for UKVI レベルC1
- IELTS for UKVI レベルC2
のようです。
大まかに言って
- Integrated Skills in English
- Graded Examinations in Spoken English
- IELTS Life Skills
- IELTS for UKVI
の4つがありそうです。
イギリスの結婚ビザ申請で使えるテスト、どれが簡単そう?
A〜Cまであるようですが、どっちが難しいのか、
A〜Cっていうのはそれぞれテストが分かれているのか、
それとも同じテストを受けて正解率でグレードが決まるのか、
わからなかったので調べてみました。
全体を通して
Aが一番簡単でCに行くほど難しくなるみたいです。
このA1〜C2というレベルは、
Common European Framework of Reference for Languages(略してCEFR)
という、いろんなテストのレベルを共通して測るフレームワークのレベルだそうです。
言語力を証明するにはいろんなテストがあるけど、
それぞれのテストのどれくらいの点数やレベルが、客観的にどれくらいのレベルなのか、
を測る共通の基準です。
例えば「IELTSの4.5はCEFRでいうとB1レベル」という風に規定されています。
IELTS4.5の人とTOEIC800点の人、どっちが英語力高いんだろう?
って疑問に思った時に、IELTS4.5はB1レベルで、TOEIC800点はB2レベルだから、
IELTS4.5よりTOEIC800点の方が英語力高いんだなと分かります。
この指標は「Common European Framework」なので、
英語だけでなくフランス語やドイツ語でも使っています。
例えば仏検の2級はB1レベル、とか。
こうすることによって仏検の2級は英語でいうとこれくらいなんだなーとすぐに認識することができます。
Integrated Skills in English(ISE)について
「Integrated Skills in English」テストは「ISE」と略称で呼ばれてるみたいです。
A2、B1、B2、C1、C2のテストはそれぞれ内容が別のようです。
テスト内容は下記のような感じでした。
リーディング&ライティング |
スピーキング&リスニング |
|
A2(ISE Foundation) | 2時間 | 13分 |
B1(ISE Ⅰ) | 2時間 | 18分 |
B2(ISE Ⅱ) | 2時間 | 20分 |
C1(ISE Ⅲ) | 2時間 | 25分 |
C2(ISE Ⅳ)はすごく難しそうでテスト内容が全然違います。
・Portfolio
・Controlled Written Exam
・Interview
という内容で、Portfolioって何するねんと思ったら15トピックスの中から3トピックスを選んで6-12週間のリサーチをして3本のライティングを書き上げるらしい…!
ひー!
公式サイトはこちら
Integrated Skills in English (ISE)
Graded Examinations in Spoken English(GESE)について
これは名前にもSpoken Englishとある通り、スピーキングとリスニングだけのテストです。
テスト時間はなんと10分程度!楽そう!
テストはA1、A2などではなく
Initial(Grade1-3)
Elementary(Grade4-6)
Intermidiate(Grade7-9)
Advanced(Grade10-12)
の4つに分かれていて、
結婚ビザの申請に必要なレベルのA1-B1はGrade2-6なので、InitialかElementaryのテストを受ければ足りています。
思ったより低いレベルでいけそうですね!
リスニングやスピーキングに強い方には楽勝でいけそうな気がします!
公式サイトはこちら
Graded Examinations in Spoken English (GESE)(英語です)
※追記
イギリス国内での受験で、Visaの申請に使うためには、特定のテストセンターで受ける必要があるらしく、その公式ページは下記のようです。
(ISE、GESEはどちらもTrinityというテスト機関なので、両方の記述があります。)
Tests for UK Visas, British Citizenship, Leave to Remain
IELTS Life Skills
これもGESEと同じくスピーキングとリスニングのみのテストです。
そしてこれも、各レベルで問題内容が違うタイプのテストです。
難易度的にはこれも結婚ビザに必要なのはA1-B1なのでGESEと同じく簡単そうですね。
公式サイトに例題が載っているのでみてみてください。
公式サイトはこちら
IELTS Life Skills(英語です)
※下のIELTS for UKVIによると、ビザ申請に使うためには決まったところで受ける必要があるようなので、下のIELTS for UKVIも合わせて読んでみてください。
IELTS for UKVI
調べたところ、IELTS for UKVI という名前のテストがあるわけではなく、
IELTSあるいはIELTS Life Skillsをイギリスビザ申請に使いたい場合には、
どのテストセンターでもいいわけではなく、特定のテストセンターで受ける必要があるということで、
合わせてIELTS for UKVIと呼んでいるようです。
つまり内容はIELTSテストあるいはIELTS Life Skillsをビザのために使うことを指しており、
IELTS Life Skillsについては上で詳しく説明したので、ここではIELTSについてだけ説明します。
IELTSは受けるテストはレベルに限らずみんな同じテストを受け、獲得点数によってレベルが決まるものです。
(TOEICみたいな感じで全員同じテストを受けてスコアでレベル付けされます。合格、不合格という考え方ではありません。)
IELTSには「Academic」と「General Training」があります。
Academicはイギリスの大学や大学院で勉強したい人が受けるべきテストです。
大学へ留学する場合や起業家ビザなどを取るためにはこちらを受けないといけません。
が、結婚ビザの場合どちらでも良いみたいです。
さらに、IELTSテストは
・スピーキング
・リスニング
・リーディング
・ライティング
の4科目を受けますが、結婚ビザに関しては、
・スピーキング
・リスニング
の点数のみが見られて、リーディング、ライティングは無視されるとのことです!
すでにIELTSテストのスコアを持っている場合や、
別のビザ、仕事用の証明、大学の試験などのためにIELTSのスコアが必要な場合でなければ、
IELTS Life Skillsだけ受けた方が楽そうですね。
イギリスの結婚ビザ申請で使えるテストの受講料とテスト日程
Integrated Skills in English(ISE)
A1-C1レベルのもの以外は月に1回あるみたいで、10月頃には翌年分の日程もすでに決まっているみたいです。
C2レベルだけは年に2回だけで、2018年は5月9日と11月14日でした。
毎年5月と11月にあるみたい。
→これはイギリス以外の試験センターで受ける時の日程で、イギリスで受ける場合はもっと頻繁にあるようです。
ただ、イギリスでVisa申請に使うために受ける場合は、限られた受験センターで受ける必要があるみたいなので注意。
(だいたい週に1回くらい開催されています)
ややこしー。
イギリスでISEあるいはGESEをVisaのために受けたい場合の公式ページ
Tests for UK Visas, British Citizenship, Leave to Remain
受講料は180ポンドです。
Graded Examinations in Spoken English(GESE)
A1-B1レベルまで全部150ポンド。
ロンドンでは毎日のようにテスト受けられるっぽい。
会場はホルボーン、ハマースミス、クロイドンの3箇所
IELTS for Life Skills
A1、A2、B1の全て150ポンド。
IELTS for UKVI(IELTS AcademicとGeneral Training)
IELTS for UKVI (Academic) コンピューターで受けるやつ 200ポンド
IELTS for UKVI (Academic) 会場で受けるやつ 200ポンド
IELTS for UKVI (General Training) 会場で受けるやつ 200ポンド
日本でも受けられるのか
日本でもISEやGESEを受けられるのか
ISEとGESEはどちらもTrinityの管轄。
公式サイトによると、
「ISEは受験日程が決まっているが、費用については各国の代表連絡先に確認してください、」
とのことでした。
GESEについては特に日程の記載もなく、各国の代表連絡先に確認とのことです。
ということで、Trinityの日本連絡先をみてみました。↓こちら
Trinity Japan Contact Details
日本では
兵庫県、世田谷区、横浜市
に事務所(というか代理店?)があるみたい。
メールアドレスと担当者の名前と住所が載ってたんですが、
そのメアドなどを調べてみたところ、、、
兵庫の人はまさかの個人ホットメール。
世田谷の人は
国立音楽学院。
英語全く関係なさそうなんですが、、、
横浜は
サンモールインターナショナルスクール
インターナショナルスクールなんで学校内での受験はやってそうだけど、公開テストやってなさそう、、、
日本でもIELTSやIELTS for Life Skillsを受けられるのか
IELTSは受けられます。過去に日本で受けたことがあります。
こちらのIELTSの予約ページにある「Book IELTS for UKVI」というボタンをクリックすると
こんな予約ページが開きます。
ここで、「受けたい国」で「日本」を選んで次に進むと
日本語でも説明がされたページが出ました。
その先に進むと「テスト内容を選ぶ」というタブがあり、
IELTS Life Skills A1
IELTS Life Skills B1
IELTS for UKVI (Academic) (Computer Delivered)
IELTS for UKVI (Academic) (Paper Based)
IELTS for UKVI (General Training)
の項目があります!
Life Skillsの方も日本でも受験できるみたいです!
選べる日程から開催頻度も見てみると、、、
Life Skills A1、B1は東京、大阪共に月1回ずつくらいの開催。
価格は 29,320円 高い!
IELTS for UKVI (Academic) (Computer Delivered)東京で3ヶ月に1回くらい?
IELTS for UKVI (Academic) (Paper Based)東京月3回、大阪月3回
IELTS(General Training)東京月1〜2回、大阪月1〜2回
は全て東京大阪共に 39,095円 さらに高い!
まとめ
・日本で受ける場合はIELTSを受けた方が無難。
・イギリスで受ける場合、ビザのためだけに受けるのであればGESEかIELTS foe Life Skillsが安くて簡単そう
・他の英語証明でも使いたい場合は2年間有効で「合格/不合格」の概念のないIELTSが便利かも
以上、Naoでした!
今日はざっくり書いただけなので、引き続き、リサーチして気づいたことは追記していきます。
★参考資料
▼Trinity(GESE、ISE)のUK Visaに関するページ
Tests for UK Visas, British Citizenship, Leave to Remain
▼IELTSのUK Visaに関するページ
IELTS for UKVIのページ
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